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2011年10月 1日 (土)

なぜか今更α900

迷いに迷いましたが、19年間売ったり買ったりしながら少しずつ充実させていたニコン機材を全部処分してSONY α900とレンズシステムを買ってしまいました。

Dsc03064

誤解の無いように言いますが、今でもニコンは好きなメーカーですし、D300、D700ともに不満の少ない良いカメラでした。そして何より「撮れるものが意図どおり撮れるすばらしいシステム」であったと手放した今になってつくづく思っています。

そう思ってしまうほどに、α900の性能はD700に比べてプアです、はっきり言って。

(※注意 以下はα900を愛している人には不愉快な表現が含まれます)

たとえば、D700の51点AFエリアとともに疾走する犬に食いつくようにピントを合わせ続ける動体予測AF駆動、実に素早くピントを合わせるAF-Sレンズ群、これらに比べてα900のAFは中央以外は使い物にならない9点AFポイント、SSM70-200mmF2.8Gを使っても歩く犬でさえピントを外してしまうような遅くてお粗末な動体予測AF。

たとえば、カタログ表記ではどちらも連写は秒5コマだけれども、D700のレリーズラグやミラー駆動におけるブラックアウトの短さ、実によく押さえられたミラーショック、バッテリーグリップ装着時には秒8コマをたたき出す為それ前提に作られている訳ですが、これに比べてα900はレリーズラグも大きめで、ブラックアウトは復帰するとAFが外れているほどだし、派手な音とともに手に確実に振動を感じるミラーショックにも思わず笑ってしまう感じ。

たとえば、ニコンのユーザーの使用状況に合わせて細かく設定できるカスタマイズ項目に比べ、α900の(わかりやすいけれども)あまりにも少ないカスタマイズ項目、そして登録数。

たとえば、背面AFボタン+コンティニュアス(連続)AFで自由に動体から静体までユーザーの意図に応じて選択できるニコン機のユーザビリティに比べ、α900では背面AFボタンでできるのはシングルAFのみ。

はっきり言って、犬撮りという用途に限って言えば、機材の選択ミスも甚だしいことこの上ありません。

…それでも

実はα900で撮っていて楽しいのです。

楽しさの大部分は多分、この恐ろしくコストが掛かっているファインダーと、それにピントが合うと浮かび上がるように結ばれる像が実に官能的に感性を刺激するんです。

上で言ったいろんな文句も、結果が伴わない写真でも、撮っている行為自体がこんなに楽しいと感じるカメラは初めてです。いろんな不便・不満を工夫・運用で解決しながら使っていこうとつい思ってしまいます。

また、レンズも通好みのが揃っています。

筆頭はCarl Zeissのレンズ群、そしてミノルタ時代からその写りに定評のあったGレンズ群。

特にニコンについで好きだった京セラのCONTAXブランド。いつかは手に入れようと思っていながら、撤退・生産終了により永遠にその機会を失ってしまったCarl ZeissのT*レンズ。それがソニー製の交換レンズとして復活していたのです。

憧れの Carl ZeissT*レンズが今なら手に入れることが出来る!

(まぁニコンマウントでもCOSINAから Carl ZeissのT*レンズ が出ているんけれどね、50mmと85mmを手に入れてみましたが作りも写りも素晴らしいもののMF専用レンズで即時性に欠けるところがあるため手放しました)

また最近のソニーのデジタルカメラ事情の不安も購入の後押しとなりました。

はっきり言ってニコンは安泰です。

業績も絶好調で出てくる機種も実に安心、D700後継機も多分絶対安心の機能性能で出てくるであろうとの予想は容易です。つまり予算さえあるのならいつでも高性能なニコン機を買える訳です。

翻ってソニー。

最近発表された機種はすべてTLM(トランスルーセントミラー) テクノロジーを使い光学ファインダーを捨てています。そして海外から流れてくる噂も「今後は光学ファインダー機は生産しない」 という噂ばかり。TLMも利点があることは認めますが、ミラー駆動のないカメラばかりでミラーを動かす(つまり光学ファインダーの)ノウハウが消えてしまうのではないか。そんな恐れがありました。

そこにα900の生産停止の噂(これは結局事実ではないようでしたが)。

今ここでα900を手に入れておかないと、また Carl ZeissのT*レンズを135判フルサイズデジタルカメラ中最良と言われるα900の光学ファインダーで味わう機会が無くなってしまう。

…今までも年に数回ほどα900が欲しくなる発作が起きましたが、結局「犬撮りには向かないよね」という思いのもと購入を我慢してきました。しかし「今度こそ最後の機会かも」という情勢に遂に自分の理性が屈してしまいました。

繰り返しますが、ニコンはお金さえあればいつでもその時代の最高性能に近いカメラを手に入れることは出来ます。しかしソニーからは今後欲しいと思えるだけの魅力を持つカメラが出る可能性が少ないのです。それはつまり使ってみたかったレンズ群を使う機会がないまま見送ってしまった昔と同じ。もう後悔はしたくなかったのです。

ついでに言うと、自分の趣味に使える予算では2マウントの並行使用は不可能です。使うなら、全面的に乗り換える必要があります。

そういうわけで本当に迷いに迷いました。

どんなやりくりをしてもVR70-200mmF2.8Gとニコン機を残しておくべきではないか?

しかしそうしてしまうと、結局犬撮りはニコン機になってしまい、α900を買った意味が無くなります。

「不自由してもα900とそのレンズ群で犬たちを撮りたい!」

この思いを前にして、結局ニコンマウントはすべて処分してαAマウントの購入資金に変えました。

今後も「犬写真」では過去の資産としてニコン機で撮った写真もアップしていきますが、それに混じってα900で撮った写真も少しずつアップしていこうと思っています。

今後とも、「~犬を散歩に連れて行く~blog版」をよろしくお願いいたします。

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